外壁塗装の塗料は種類が豊富!選び方のコツと注意点を解説

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外壁塗装をする際、「塗料選びに迷った」という方は多いことでしょう。
技術の進歩により、現在は外壁塗装に使える塗料の種類がとても豊富です。
塗料ごとに特徴があるほか、耐久性や値段が異なるため選択に迷いがちです。
今回は、外壁塗装に使われる塗料の種類や選び方のコツを紹介します。

外壁塗装に使われる塗料の種類は?

はじめに、外壁塗装に使われる主な塗料や簡単な特徴を解説します。
外壁塗装をするときは、塗料の種類や特徴を覚えておくといろいろと役立つことでしょう。

外壁塗装に使われる主な塗料

現在、外壁やエクステリアに使われる塗料と耐用年数は以下のとおりです。

アクリル塗料:5~7年
ウレタン塗料:7~10年
シリコン塗料:7~15年
ラジカル塗料:8~16年
フッ素塗料:15~20年
無機塗料:15~20年
光触媒塗料:15~20

塗料には、このほか水性と油性の違いがあります。水性は塗料を溶くのに水を使い、油性は溶剤を使って塗料を溶きます。
油性は臭いが強いので、臭いが気になる方は水性がおすすめです。

アクリル塗料やウレタン塗料は住宅の外壁にはほぼ使われていない

アクリル塗料は価格が安く色が豊富、ウレタン塗料は塗装できる素材が幅広いというメリットがありますが、耐久性が低いため、現在は外壁塗装にはほぼ使われていません。
ウレタン塗料は、塗れる素材が多いという特性を活かして雨樋などエクステリアに使われることもあります。

現在の主流はシリコン塗料

現在、外壁塗装に最も多く用いられているのが、シリコン塗料です。
シリコン塗料は耐久年数が最高15年前後と長く、耐久性もまずまずです。
取り扱っている工務店も多く、色の種類も豊富です。
「外壁塗装にかけるお金を節約しつつ、ある程度の機能は持たせたい」という場合は、シリコン塗料を選びましょう。
なお、シリコン塗料の値段は1㎡あたり2,500~3,000円ですが、高価なほうが高機能な傾向です。

最新技術を駆使した塗料の注意点

フッ素塗料や無機塗料、光触媒塗料な最新技術を駆使した新しい塗料は、耐久性が15年以上と長く、防汚効果などを供えているものもあります。
その一方で、1㎡あたりの料金が3,000円以上~と高めで、シリコン塗料と比べると総額が数万~数十万余計にかかるでしょう。
また、新しい塗料は色の種類が少なく、ツヤ有り・無しのどちらかしかない、というものもあります。
このほか新しい塗料は塗り方にも決まりがあり、取り扱える工務店が少ないものもあるでしょう。
どうしても最新の塗料で外壁塗装を行いたい場合は、扱っている工務店を探すことも大切です。

外壁塗装に使う塗料を選ぶポイント

ここでは、外壁塗装に使う塗料を選ぶときに、押さえておくポイントを解説します。
何を基準に外壁塗装の塗料を選んでいいかわからないと悩んでいる方は、参考にしてください。

値段と効能で選ぶ

外壁塗装に使われる塗料は、高機能で耐久性が高いほど値段も高めです。
最も使われているシリコン塗料の値段は、1㎡あたり2,500~3,000円なのに対し、耐久性が15年以上ある高機能の塗料は、1㎡当たり3,000円~が相場です。
1㎡あたり1,000円値段が違えば、総額も変わってくるでしょう。
しかし、家が建っている環境によって外壁塗装の寿命は変わってきます。
たとえば、シリコン塗料が10年未満で寿命を迎えるのに対し、フッ素塗料や無機塗料は15年持つ場合は差額を支払う価値があるといえるでしょう。
また、防汚機能や断熱機能がある塗料を使えば、光熱費や外壁の清掃代を節約することもできます。

外壁の素材で考える

建外壁の素材には、モルタル・木・サイディングボード・ガルバリウム鋼板・タイルなどさまざまな種類があり、塗料によっては、特定の外壁素材には使えないこともあります。
たとえば、木製の部分にフッ素塗料を塗ることはできません。
また、無機塗料の中にはサイディングボードやガルバリウム鋼板には塗れないものもあります。
ですから、外壁素材によって塗料を選ばなければならないケースもあります。
詳しくは、アクティブトソウワンにご相談ください。

建物の規模や種類で選ぶ

外壁塗装にかかる料金は、塗料の料金のほか、職人の人件費・足場代・シート代などがかかります。
塗料の料金は1㎡当たりで計算するので、総面積が広くなるほど値段も上がります。
足場代・シート代なども建物の大きさや高さに比例して高くなるので、平屋より二階建てや三階建て、戸建てよりビルやマンションのほうが外壁塗装の料金は高くなるでしょう。
ですから、アパートやマンションなどは耐久性の高い塗料で塗ったほうが、長い目で見ればお得です。
反対に、期間限定で使う建物は値段を重視して安価な塗料で塗ってもいいでしょう。
また、少しでも値段を抑えたい場合は雨樋やベランダの手すりなどの小物はウレタン塗料、外壁だけは高めの塗料を使う方法もあります。

業者選びも大切

外壁塗装に使われる塗料の効果は、塗料メーカーの指示通りに塗らないと発揮できません。
そのため、塗料メーカーの中には新しい塗料ができると、外壁塗装を行う業者を集めて講習会を開き、正確な塗り方を教えるところもあります。
ですから、外壁塗装を行う際は業者選びも大切です。
外壁塗装を行う業者の中には、「安さ」をアピールして営業をしてくる業者もいます。
しかし、本来なら3回塗らなければならない塗装を2回しか塗らないなど、塗料を節約して値段を下げたり、未熟な職人を使ったりしている業者もあります。
業者の腕が悪いと、外壁塗装の寿命が短くなったり塗りむらや気泡ができたりして仕上がりが汚くなるでしょう。
外壁塗装を行う際は、塗料だけでなく業者選びも重要です。
実績が豊富でアフターフォローも手厚い業者を選びましょう。

まとめ:外壁塗装の塗料はいろいろな面から考えて決める

外壁塗装に使う塗料は、値段・効果・塗れる素材など多角的に見て決めましょう。
また、最新の塗料を使いたい場合は、それを扱っている工務店を探すことも大切です。
値段が安い業者は魅力的ですが、使うべき塗料の量を少なくしたりいいかげんな施行をしたりする業者もいるので、注意しましょう。
外壁塗装の相場を調べ、あまりにも安すぎる業者は要注意です。

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