外壁塗装の必要性は？外壁塗装のメンテナンスを怠るリスクと共に解説

外壁は、タイルなど一部の健在を除いて塗装が必要です。
外壁塗装は外壁そのものより寿命が短いため、定期的な塗り替えも必要です。
「外壁塗装はそれほど重要なのか？」と疑問に思っている方もいるでしょう。
しかし、外壁塗装のメンテナンスを怠るといろいろな弊害が起こります。
この記事では、外壁塗装の必要性やメンテナンスを怠るリスク、外壁塗装を塗り直す目安などを紹介します。

外壁塗装の役割や必要性とは？

はじめに、外壁塗装の役割や効果について解説します。
外壁塗装とは、その名のとおり外壁の塗装ですが見栄え以外にもさまざまな効果があるのです。

外壁の見栄えや印象の向上

外壁は、屋根と共に家の印象を決める場所です。
同じデザインの家でも外壁の色が変わるだけで、全く別の印象となるでしょう。
注文住宅を建てた施主様の中には、「外壁の色にこだわり抜いた」というケースもよくあります。
また、築年数が経った家はどうしても外見が古ぼけてきます。
そこで、外壁塗装を塗り直すことにより家が見違えるようにきれいになるでしょう。

外壁の保護

外壁は、家を風雨から守ってくれる大切な場所です。
しかし、外壁自体は防水機能や防汚機能などを持ちません。
防水機能や防汚機能を持つ外壁塗料を塗装することが必要です。
近年は技術の進歩により、断熱効果や遮熱効果などがある塗料も出てきました。
使用すれば省エネ効果も期待できます。
また、塗料は外壁自体が傷つくのを防いでもくれます。
たとえば、尖ったものなどがあたるなどしても、一定の厚みのある外壁塗装があれば外壁自体は傷つかずにすむでしょう。
外壁は部分修理ができないこともあるので、外壁を保護すれば外壁自体の寿命を延ばせます。

雨漏りの防止

雨漏りは屋根から起こると思われがちですが、壁からも起こります。
壁からの雨漏りは壁のひび割れ、雨樋の破損などが原因のこともありますが、外壁塗装の劣化により防水機能が低下したことが原因のケースも多いのです。
壁からの雨漏りの場合、屋根からの雨漏りより気付きににくいケースも多く、気がついたら内壁と外壁の間がカビだらけになっていた、ということもあるでしょう。
そうなると、大幅なリフォームが必要です。

外壁塗装のメンテナンスを怠るデメリット

外壁塗装のメンテナンスを怠ると、以下のようなデメリットがあります。
* 見栄えが悪くなる
* 断熱効果、遮熱効果が落ちる
* 防水機能が落ちて雨漏りする危険性が上がる
* 外壁そのものの寿命が短くなる

外壁塗装の相場は数十万円～百万円前後です。外壁の面積が大きいほどたくさんの塗料が必要なので、値段が高めになります。
また、高層の建物も足場代が余計にかかるので費用が上がりがちです。
「外壁が汚れてきたが、見栄えが多少悪くなってもいい」と考えている方もいるかもしれません。
しかし、外壁塗装の劣化を放置しておけば、外壁、ひいては家そのものの寿命が短くなります。
数十万円～百万円の外壁塗装の費用を節約しようとして、数百万のリフォームが必要になっては本末転倒です。
家を長期間快適に保ちたいなら、定期的に外壁塗装を塗り替えましょう。

外壁塗装を塗り替える目安

外壁塗装の塗り替え時期の目安は、10～15年です。
外壁塗装に使われる塗料によっても寿命の目安が異なり、シリコン塗料が12～15年、フッ素塗料が13～18年程度です。
一般的に、1㎡あたりの値段が高い塗料のほうが寿命は長い傾向があります。
しかし、家の建っている環境などによっても寿命は変化します。
ここでは、外壁塗装が塗り替え時期を迎えたときに現われる症状や塗り替え時期を決めるポイントなどを紹介します。

クラックやチョーキングが発生した

クラックとは外壁のひび割れ、チョーキングとは外壁に触ると白い粉が発生する現象です。
外壁は温度によって伸縮するため、外壁塗装がひび割れること自体は珍しくありません。
しかし、外壁塗装が劣化してくると柔軟性がなくなり、一気にひびが多発しがちです。
ひびが大きく深くなると、そこから雨水が流れ込んでさびが発生します。
太さが0.2mm以上だったりクラックの周りにさびが浮いていたりする場合は、外壁そのものの劣化に繋がることもあるので、外壁塗装の塗り直しが必要です。
チョーキングも、外壁塗装が劣化した証拠なので、壁を触ったら手が白くなった場合は早めに塗装業者に相談しましょう。

カビやコケが生えた

カビやコケが生えた場合、外壁塗装の劣化がすすみます。
壁全面に黒カビ、緑ごけが生えた場合は外壁塗装の塗り直しを検討しましょう。
また、風情があると思われがちなツタなどのツル植物も、外壁を傷める原因となります。
外壁塗装を行なっている家の壁にツタを這わすのは、可能な限り控えましょう。
勝手に生えてきた場合は、早めの駆除がおすすめです。

屋根が傷んだ

外壁同様、屋根も建材によっては塗装が必要です。
屋根塗装は劣化のほか、台風や大雪などで傷むこともあります。
屋根塗装と外壁塗装は同時に行なえます。
屋根が劣化したり屋根材の一部が破損したりしたときは、念のために外壁も確認してもらいましょう。
同様に劣化している可能性があります。
同時に塗装できれば、別々に塗装するより費用が節約できることもあります。

屋根の塗装は実績ある専門業者に依頼

屋根塗装は、いろいろな業者が行なっていますが大きく分けると以下の2種類があります。

* リフォーム業の一環として外壁塗装を行なう業者
* 塗装業の専門業者

どちらに依頼しても大丈夫ですが、より高い技術で多機能な塗料を使って外壁塗装をしてもらいたいなら、塗装業を専門とする業者がおすすめです。
現在はホームページを開設している業者も多いので、最寄の外壁塗装を行なっている業者を探したいなら、インターネットの利用がおすすめです。
この際、必ず実績を確認しましょう。
優良な業者は実績が豊富です。
可能ならば、複数の業者に相見積もりをしてもらうと地域の相場も分かります。
いろいろな業者を比較し、希望する塗料の種類と色で塗装してくれる業者を選びましょう。

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