光触媒系の塗料とは?特徴やメリット・利用する際の注意点を解説

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目次

1 光触媒系の塗料とはどのようなもの?
2 光触媒系塗料の3つのメリット
3 光触媒系の塗料を利用する際の注意点
4 外壁塗装に光系触媒系塗料を使う際のコツ
5 迷ったら業者に相談しよう
6 まとめ

外壁塗装は定期的な塗り替えが必要です。
その際に「できるだけ長持ちする塗料を選びたい」という方も多いでしょう。
耐用年数が長い塗料は複数あり、その一つが光触媒系の塗料です。
今回は、光触媒系の塗料の特徴や利用するメリット、注意点を紹介します。

光触媒系の塗料とはどのようなもの?

光触媒系の塗料とは、「酸化チタン」という物質を多く含む塗料です。
酸化チタンは、紫外線に当たると酸素と水分と反応する特徴があります。
ですから、有機有害物質を無害化し、二酸化炭素と水に変化させられます。
つまり、外壁に付くチリや排ガスの汚れを分解して雨水で洗い落とす「セルフクリーニング機能」を実装している塗料です。
なお、酸化チタンは化粧品やアイスクリーム、歯磨き粉などの着色料などにも使われている物質であり、安全性の高い物質であると証明されています。

光触媒系塗料の3つのメリット

ここでは、光触媒系の塗料を使うメリットを3つ紹介します。
現在、外壁塗装に使われる塗料の主流であるシリコン塗料やラジカル塗料に比べるとどのようなメリットがあるのでしょうか?

耐久性が高い

光触媒系の塗料の耐久性は、15~20年です。
シリコン系塗料の平均耐久年数が10年~15年ですから、最大で10年ほど耐久年数が長くなります。
耐久年数が長ければ、外壁塗装を塗り替えする頻度が少なくて済み、結果的にメンテナンス費用が抑えられます。
外壁塗装に使われる耐用年数は家が建っている環境や気象状況などによって異なりますが、外壁塗装がすぐに劣化しがちな環境に家が建っている場合でも、一定の効果はのぞめるでしょう。

防汚効果が高い

外壁は雨風にさらされているので、どうしても汚れがつきやすいです。
特に、幹線道路の側や土がむき出しになった場所が家の近くにある場合は、外壁が汚れやすいでしょう。
外壁の汚れを放置しておくと見た目が悪くなるだけでなく、外壁塗装の寿命そのものが短くなります。
特に、白系統や黒系統の色は汚れが目立ちやすいので、できるだけメンテナンスの費用を抑えたい場合は、光触媒系の塗料を作るメリットは大きいでしょう。

塗装するだけで周囲の空気をキレイにする

酸化チタンの汚れ分解機能は、物質だけではなく空気や匂いにも効果があります。
排ガスが多い地域や匂いが気になる地域などにお住まいの場合は、光触媒塗料を利用する事により、健康効果も期待できるでしょう。
特に、排ガスの匂いや空気の汚染に悩まされている方は、光触媒系の塗料を使うとメリットが大きく感じられます。

光触媒系の塗料を利用する際の注意点

しかし、光触媒系の塗料を利用するには、注意点もあります。
ここでは、他の塗料を比べた場合の光触媒系塗料の注意点をご紹介します。

1平米当りの単価が高い

光触媒系塗料は、1平米当りの単価が高めです。
シリコン系塗料やラジカル塗料の場合、1平米当り2,000~2,500円が相場です。
一方、光触媒系の塗料の相場は1平米あたり4,000~4,500円となっています。
外壁塗装は面積によって値段が決まるため、総面積が広い建物を塗装するほど値段は高くなります。
耐久年数が長くても、塗装をする面積によってはシリコン塗料と比較すると大幅に高くなってしまう可能性もあるでしょう。

効果を発揮するには塗装技術がいる

光触媒系塗料など、高い効果がある塗料はメーカーが定めた塗り方をしないと効果が発揮できません。
したがって、光触媒系塗料を使いたい場合、これを使って外壁塗装を行なった実績が豊富な業者を選ぶ必要があります。
初めて光触媒系塗料を使う業者でも、しっかりメーカーから指導を受けている業者もありますが、やはり実績がある業者のほうが無難です。
ですから、自宅近くに光触媒系の塗料を扱っている業者がない場合は、別の高機能な塗料も選択肢に入れましょう。

光触媒系塗料はメーカーが少なく選択肢が狭い

現在の耐久性が高い高機能な塗料は、フッ素塗料や無機塗料が主流です。
光触媒系塗料は現在のところ製造・販売しているメーカーが少なく、選択できる色も少ないです。
そのため、希望する色が選べなかったり、ツヤあり、ツヤなしの選択ができなかったりします。

環境によっては効果が十分に発揮できない

光触媒系の塗料は、紫外線を十分に取り込めないと効果が発揮できません。
日照時間が長く、晴れが多い地方ならば効果を十分に実感できるでしょう。
反対に、曇りや雨の日が多い地域は思っているほど防汚効果が実感できないケースもあります。
例えば、日本海側の寒冷地では冬は雨や雪が多くて日照時間がほとんど期待できません。
そのような場所は、光触媒系の塗料より他の塗料のほうがメリットを実感できるでしょう。

外壁塗装に光系触媒系塗料を使う際のコツ

外壁塗装に光触媒系の塗料を用いる場合、以下のようなポイントを守りましょう。
● 光触媒系の塗料を使った外壁塗装を多く手がけている業者を探す
● 光触媒系の塗料の色合いや、ツヤ有り・ツヤなしが選べるかどうかを確認する
● 光触媒系の塗料の効果が十分に発揮できる環境であるか確かめる

光触媒系の塗料を選ぶメリットが余り感じられない場合は、フッ素塗料や無機塗料など別の高機能塗料の仕様も検討してみましょう。
フッ素塗料も無機塗料も光触媒系と同じくらい耐久年数があります。
防汚機能は光触媒系塗料より劣りますが、外壁を定期的に洗浄するなどほかの方法も選択できます。

迷ったら業者に相談しよう

外壁塗装に使える塗料は、毎年のように新しい製品が発売されており機能も年々向上しています。
光触媒系の塗料を使うつもりで計画を立てていたが迷っているといった場合は、業者に相談しましょう。
外壁塗装を行なっている業者は、外壁塗装や塗料のプロフェッショナルです。
外壁塗装を行なう理由、希望する効果を業者に相談してアドバイスを求めてみましょう。
具体的な希望を申し出るほど、アドバイスも具体的になっていきます。

まとめ

光触媒系塗料は防汚機能や高い耐久性などメリットもありますが、デメリットもゼロではありません。
また、光触媒系塗料は発売された頃は画期的な塗料と評判になりましたが、現在は他の塗料でも似たような効果が期待できます。
「光触媒系塗料の仕様を考えていたが、迷っている」といった場合は、まず業者に相談しましょう。
施主の希望、家が建っている環境、外壁素材との相性なども考えて多角的なアドバイスをしてくれますので、遠慮なくご相談ください。
牛久・竜ケ崎エリアで800件以上の外壁塗装を行った実績を持つアクティブトソウワンは、様々な塗料を扱っています。
まずはお客様のお話をしっかりと聞き、最適な塗料をご提案させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

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