外壁塗装に使われる塗料の種類とは?それぞれの特徴を解説
未分類目次
1 外壁塗装に使われる塗料は5種類
2 外壁塗装に用いる塗料の選び方
3 値段だけで外壁塗装の塗料を選ばない
4 まとめ:迷ったら業者に相談を
外壁塗装に使われる塗料にはいくつもの種類があります。「いったいどれを選べばいいのか」「自宅の外壁に合った塗料を選ぶポイントを知りたい」と悩んでいる方も多いことでしょう。
そこで今回は、外壁塗装に使われる主な塗料の種類とそれぞれの特徴、さらに選び方のポイントを解説します。
外壁塗装に使われる塗料は5種類
外壁塗装に使われる塗料は、以下の7種類あります。
● アクリル
● ウレタン
● シリコン
● ラジカル
● フッ素
● 光触媒
● 無機
ただし、アクリル塗料とウレタン塗料は価格が安いですが、耐用年数が10年未満と短いので、現在はほとんど外壁塗装には使われていません。
以下に、外壁塗装によく使われる5種類の塗料の特徴を紹介します。
一般的な住宅にもよく使われる2種類の塗料
一般的な住宅の外壁塗装によく使われる塗料は、シリコン塗料とラジカル塗料の2種類です。
特徴は以下の表のとおりです。
塗料名 | 耐用年数と特徴 | 1㎡あたりの価格目安 |
シリコン塗料 | 耐用年数:10~15年 商品ラインナップが豊富 価格と耐用年数のバランスが良い 塗料の中では耐用年数が低め |
2,000~2,500円 |
ラジカル塗料 | 耐用年数12年~18年 塗膜を劣化させるラジカルという物質を含む 紫外線や汚れに強い 商品ラインナップはシリコン塗料よりも少ない |
2,000~2,500円 |
高層住宅にも使われる3種類の塗料
高層マンションや大きな商業施設などは、塗り替えが頻繁にできないので耐用年数が長い高機能な塗料を使うことが多いです。
高機能塗料に分類されるのは、フッ素・光触媒・無機の3種類です。
ただし、光触媒は現在取り扱っているメーカーが少なく、実質的にフッ素と無機の2択となっています。
特徴や価格は以下の表のとおりです。
塗料名 | 耐用年数と特徴 | 1㎡あたりの価格目安 |
フッ素塗料 | 耐用年数:15年~20年 耐用年数が長め 商品ラインナップはそこそこ豊富だが、ツヤなしが選べないので、マットな仕上がりにはならない。 |
4,000~4,300円 |
無機塗料 | 耐用年数20~25年 フッ素塗料をしのぐ耐用年数 東京スカイツリーなど高層建築の塗装にも使われている 価格が高い |
5,000~5,500円 |
光触媒塗料 | 耐用年数15~20年 防汚性に優れており紫外線に強い 現在は扱っているメーカーがほとんどなく、商品ラインナップが乏しい |
4,000~4,500円 |
外壁塗装に用いる塗料の選び方
外壁塗装は定期的な塗り替えが必要ですが、やみくもに耐用年数が高い塗料を選べばよいわけではありません。
ここでは、外壁塗装に使う塗料の選び方のポイントを紹介します。
外壁塗装を行う家に何年住むか考えてみる
木造住宅の寿命は、50~60年前後といわれています。
しかし、これはあくまでも目安であり、家が建っている環境によって10年単位で寿命が前後することもあるでしょう。
また、核家族化が進んだ現在は、20~30年で子世代が独立して別の家を借りたり建てたりするケースも珍しくないでしょう。
そのため、30年以上居住する可能性は低めです。
家を建てたときに、15年以上耐久性があるシリコン塗料やラジカル塗料を利用した場合、築15~18年目が最初のメンテナンス時期です。
20年以上持つ無機塗料やフッ素塗料を使えば、築35~38年まで持ちますが、このくらいの築年数が経った家は、大規模リフォームをしないと住みにくい可能性もあります。
ですから、築15年くらいのときにシリコン塗料やラジカル塗料で塗り替えをして、さらに15年後に大規模リフォームの際に再塗装をした方がおすすめのケースもあるでしょう。
「この家にあと何年住むか」を基準に塗料を選ぶとリフォームの計画も立てやすいです。
塗り替えの頻度を考えて選ぶ
一方、5階建て以上のマンションや大規模商業施設などは、一度の塗り替えに1か月以上の期間がかかり、億単位の費用が必要です。
そのため、15年に1度くらいの塗り替え頻度では、費用がかさみます。
頻繁に塗り替えができない建物は、フッ素塗料や無機塗料などの高機能塗料がおすすめです。
商品ラインナップで考えてみる
たくさん使われている塗料ほど、商品ラインナップは豊富です。
できるだけ多くの選択肢の中から選びたい、といった場合はシリコン塗料やラジカル塗料などがおすすめです。
無機塗料は耐用年数が高い分価格も高価で、使われる色も限られています。
そのため、商品ラインナップはどうしても乏しくなります。
外壁塗装を依頼する業者から塗料を選択する
外壁塗装に使う塗料は、塗り方が厳格に決められています。
メーカーが定めた塗り方をしなければ、耐久性が落ちたり塗料につけられた効果が発揮できなかったりすることもあるでしょう。
そのため、メーカーによっては業者に塗料の塗布講習を受けてもらい、講習を受けた業者だけに塗料を販売しているところもあります。
外壁塗装を行ってくれる業者はたくさんありますが、業者によって扱っている塗料が異なります。
そして、塗装実績が豊富な塗料ほど満足いく仕上がりとなる可能性が高いでしょう。
どの塗料にしようか迷っている場合は、塗装を依頼する業者を先に決めて業者が扱っている塗料の中から選ぶ方法もあります。
値段だけで外壁塗装の塗料を選ばない
外壁塗装の塗料は、1㎡あたりの値段で計算します。
1㎡あたりの値段が高い塗料を面積の大きな建物に塗れば、どうしても費用は高くなります。
また、外壁塗装は塗料代のほか、足場代、養生代、人件費などもかかるので、通常の一戸建て住宅でも100万円近い費用がかかることも珍しくありません。
価格を抑えたい方も多いでしょうが、塗料の耐用年数と値段は比例します。
価格を半額に抑えられても耐用年数が半分なら、結果的にかかる費用は同じです。
また、業者の中には費用を抑えるために、塗料を定められた厚さに塗らないなどといった「やってはいけない節約」をするところもあります。
外壁塗装はローンも組めるので、値段だけで塗料を選ぶのはおすすめできません。
まとめ:迷ったら業者に相談を
外壁塗装に使われる塗料は、外壁素材との相性もあります。
「どの塗料がいいのかわからない」といった場合は、積極的に業者に相談しましょう。
外壁塗装業者は、塗料のことならプロフェッショナルです。
施主の希望、家が建っている環境、外壁素材との相性なども考えて最適な塗料を選んでくれます。
牛久・竜ケ崎エリアで800件以上の外壁塗装を行った実績を持つアクティブトソウワンは、様々な塗料を扱っています。
まずはお客様のお話をしっかりと聞き、最適な塗料をご提案させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。